今度は沖縄の石けん仲間が昨年夏にマンスリーソープで使用するために送ってくれた、沖縄の太陽をいっぱい浴びた月桃を使用してピング色素を抽出し、顔料にしました。
記事のアップはずらしてますがたけのこ染、桜の枝染め、月桃は同時期に一気に抽出に集中して行いました。朝から晩まで色素の事で頭がいっぱい。。。。。
たけのこの顔料については別途で記事を載せられたらと思っています。
月桃はいい状態で乾燥し、保存していたのでとてもきれいですし香りも十分あります。
まずは小さくカットします。もっと小さくしてもいいですね。
普通に煮出すとこのような色に。
お茶にすると香り高く、飲むと私は沖縄に行ったような気分になります。
染めの本を読むと植物の色を抽出する場合、アルカリ抽出と酸性抽出があります。
もちろん、そのまま使用する場合もあります。
染めの色は染める素材、植物色素の抽出方法、媒染の材料や仕方、温度など複雑にかかわって発色するのですね。
アルカリ抽出にすると、このように色が変わります。
アルカリの濃度や条件を変えて色の変化を確認しました。
手作り石けんの顔料にする場合はアルカリ抽出した顔料は使用できます。
もともと石けんの素はアルカリですから。
しかし、アルカリ濃度が濃ければ良いということではありません。
石けん以外に作った顔料を使用する場合はご注意ください。
今回の月桃の色素抽出はきれいなピンクというより、シックな茶色系のピンクといったほうが良いですね。
条件を変えればきれいなピンクになるのでしょうか?
たけのこはうす紫がかったきれいなピンクになりました。
桜の枝染め、たけのこ染、月桃の3タイプの中でも簡単に出来るのは意外やタケノコ染でした。
たけのこ染め、お勧めです。たけのこが終わりになる前に!
白いシーツもタケノコで染めてみたくなりました。
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