スギナを乾燥しお茶にする方法

荒れた土地、やせた土地でもすくすくと育つスギナは農作物を作られる方からは厄介者扱いされています。

しかし、スギナにはミネラル成分が多く含まれ特にケイ素、カリウムが含まれています。

古くから緩和な利尿剤として用いられ、むくみやデトックスにいいですね。

カリウム含有の植物は珍しくありませんが、ケイ素含有の植物は多くありません。

ケイ素は骨や軟骨の発育やコラーゲン、エラスチンなどの結合組織に関与します。

女性にはぜひ摂って頂きたい成分なのです。

大地の恵み「スギナ」をちょっとだけ頂く一番いい時期です。

長く、おいしく幅広く活用する場合はドライ(乾燥)がお勧めです。


【スギナの乾燥の仕方】

▽緑のきれいなスギナを収穫したらすぐに洗浄し乾燥します。

 収穫しそのまま放置しておくと変色します。

▽フードドライヤーがない場合

 日光が直接当たらない外の日陰(軒下など)に長いまま束にしてまとめ干します。

 早く乾燥できる工夫をしてください。

 梅雨時期や湿度の多い日が続く場合はカビの発生にご注意ください。

▽フードドライヤーをお持ちの場合

 ドライヤーに入る大きさにカットし、温度や乾燥時間、詰めすぎに注意してください。

 フードドライヤー初心者の方は短い時間での乾燥を繰り返すと失敗がないです。

 高温や、乾燥時間が必要以上に多いとせっかくのスギナの色が悪く、風味にも影響が出ます。

☆いづれにしても採取してから乾燥するまでの時間が短い程きれいでおいしいスギナになります。

 

【保存方法】

▽乾燥後粗めにカットし、密閉できる保存容器又は保存用袋等に入れます。

 細かくするとそれだけ酸化の進みが早いので大きい状態で保存するほうがより良いです。

 緑色はクロロフィルという成分ですが紫外線や蛍光灯の光が苦手で変色を早めます。

  保存場所は冷暗所で。粉状にしての長期保存はお勧めしません。


【お茶の入れ方】

上手に乾燥でき、お茶にすると美味しく頂けます。

☆1か月以内で使用する分量をカットするか、パウダー状にします。

 パウダー状のほうが成分はよく出ますが、私はカットしてお茶にするほうが好きです。

 ケイ素成分は溶けだしにくい成分です。そのため薬缶で煎じて飲むと効果的です。

 においが苦手な方もいらっしゃいます。

 その場合はブレンドしたり、軽く媒染したりして飲まれるとよいでしょう。


今回私は袋が小さいものしかなく仕方なくたくさん入るように細かくしています。

コロナ感染の影響で皆さまへの教室ができないため、再開するときにはいい状態を保てるようにと光を通さない入れ物に入れ、密閉しました。

スギナはお茶以外にたくさん活用方法があります。

身近な植物なので多くの方にスギナを活用していただきたいです。

採取の場合、必要以上の採取はしない事、生えている所の所有者への配慮やモラルを守りましょう!


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