生薬(漢方)もハーブも同じ植物ですが、表記の仕方で立場が変わってきます。
立場と言う言い方があってるかどうか分かりませんが。
口にするもの、つまり体内に入れる物は厚生労働省で医薬品か食品かに分類されます。また、医薬品であっても食品として扱われるもの(別添2、専ら医薬品として使用される成分本質リストに収載されていても医薬品とみなさない)もあります。
その仕訳を食薬区分と言い、医薬品リスト、食品リストがホームページで掲載されています。
例えばどくだみで言うと、ジュウヤクと表記すれば生薬や漢方薬となり医薬品扱いです。
どくだみと表記すればハーブで食品扱いとなります。
自己責任において作る手作り石けんの場合は生薬や漢方を入れても問題はありませんが、収益に繋がる教室の募集時に薬理作用や効果効能を表記すると不当表示法や薬機法に抵触する可能性があります。
生薬をブレンドした物が漢方薬で生薬も漢方薬も薬剤師のいる薬店で販売されます。
手作り石けんでオプションとして入れるムラサキの花の根、紫根はソーパーさんの間でも人気の生薬ですが立派な薬品で薬店での販売です。一方手作り石けんの材料屋さんでもハーブとして販売されています。このハーブとしての扱いは別添2が適応されているので、医薬品扱いでは無く着色目的での使用となります。アロマオイルについても医薬品リストに収載されているのもあります。その場合賦香(または着香)として使用できます。
簡単に集客や告知がSNSによってできる時代です。だからこそ生薬やハーブを扱う事で収益を出し、講師業をしている者はしっかりと理解した上での扱いや表記が必要です。
私もずっと以前は募集時にハト麦の表記をヨクイニンとしていたような記憶があります。
勉強をするうちに今はハト麦と表記しています。講座の中ではしっかり効果効能をお話させて頂いていますが、募集時の表記は慎重に行います。
このころ漢方薬を使った石けんが流行っています。教室の募集で不当表示防止法と薬機法に抵触しない様にソーパーのみなさん、心掛けましょう。
ハンドメイド石けん協会のジュニア養成講座や犬の石けんマイスターではその関連法規もしっかりと学びます。
また日本メディカルハーブのハーバルセラピスト養成講座でもより深く理解をすすめます。
植物って本当に凄い力を持っているのです。
植物の成分を植物化学成分と言います。
植物はひとつの成分で出来ているのではなく多くの成分から成り立っています。植物化学成分の一つひとつにそれぞれの特徴があり、それぞれの働きがあります。また、何の成分を利用したいかによって同じ植物でも抽出方法が変わります。
メディカルハーブではその基礎となる成分を学んだ上で、剤形の作成方法(植物を利用する適した形に変える)を学びこのケースではそれをどう利用するかを習得し自分や家族のためのセルフケアやエイジングケアに活用します。
ハーバルセラピスト養成講座は全18単位と長丁場ですがそれだけに幅広く基礎を学びます。
日常その知識をどう使うか?
私はトマトを調理する場合、抗酸化作用の強いリコピンは油溶性の性質なので油と一緒に摂取し、レタスやキャベツを洗う場合はビタミンCは水溶性のため水に浸けると直ぐに溶けだしてしまうのでさっと洗う、水に浸けっぱなしはもったいない!とか。
CMでカカオポリフェノールが身体に良いからと流れてて、スーパーでも高濃度のチョコがスラリ並んでいますが、テオフィリン、テオブロミンと言ったアルカロイドが含まれて摂り過ぎると気管支ぜんそくの方などは影響がある事は言われて無いので、そこのあたりはどうなのと一人で突っ込んでます。また美容成分で「レチノール配合」とか言ってますがレチノールとはビタミンAの事で、言い方を変えると新しい物かと感じるので企業戦略に惑わされない様に!とまたまた突っ込むのです。
その様に情報社会で流されない様に知識を習得するのは大事なことですし、自分が今後どう生きたい(生活したい)まで考えるようになるハーバルセラピスト養成講座は10月より開講いたします。
只今ご予約を承っておりますが、まだ間に合いますのでお考えの方はご連絡下さい。
このHPでのハーブのサイトに掲載しております。
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