温度の違いによる植物成分

植物の有用成分を目的に合わせ最も適した形にして活用することを剤形といいます。

よく、貯蓄の財形と間違われるのですが、シロップ剤、発布剤などの剤です。

オリジナルコースで6回に分けて抽出法方と使い方をお伝えします。

先日、活動自粛のために二か月遅れでスタートし、まず水分に溶けだす成分の回でした。

水溶性分の抽出といえばいかにも化学的ですが、最もポピュラーでお茶や、コーヒーなどの茶剤の事です。この茶剤はメディカルハーブ的に言えば、温浸剤となります。

ブルーマロウはアントシアニン(デルフィニジン)の青色がきれいですよね。

この色素自体が植物化学成分(フィトケミカル)です。

植物は多数の化学成分の集まりで、成分一つということではありません。

その為同時に多方面に、総合的に作用します。

合成薬剤は目的の一部分のみ作用するため、植物の薬理作用と合成剤との違いはそこにあります。

画像の左から、常温、45度、90度で抽出しました。

同じブルーマロウでもこんなに色が違います。

アントシアニン成分は水分で溶けだしやすく、温度(熱)に弱いのです。

高温になるとアントシアニンは変化し、タンニンやフラボノイドが溶けだしているため茶色になります。

真ん中の45度はライトの反射で見えにくいですが、アントシアニンの青色とフラボノイドの黄色やタンニンの茶色の多数の成分がミックスされていることが分かります。

45度抽出のはマロウの特徴の粘性も感じることができました。

このように温度の違いで成分も変わることを見て頂きました。

生野菜を水に浸けるとビタミンCの流出もかなり早い!ということもお伝えしましたが、かなり実感していただけました。

可視化することはすごく大事ですね。

味わいとしておいしいのは右の茶色のお茶!が多数でした。







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