市販の粉石けんと手作りとの違いは?私の場合水でも溶けやすく作っています。
販売用は洗濯石けんにお金をかけられない!を意識してか安価な油脂を多く使っている様です。それは高くては売れないので当然です。
しかし手作りするなら使い易さも考慮し、水でも溶けやすい粉石けんに仕上げる様レシピを組み立てられる訳です。そこは手作りの醍醐味ですよね。
溶けやすい粉石けんにするにはオイルから粉石けん用の石けんを作り塩析し作ります。
粉石けんでの洗濯は市販のもの、手作りのものも溶かしてから使う方がリスクが少ない洗い方です。合成の液体石けんに比べるとそれだけ溶けにくい事になります。そのひと手間は省けないですが手作りはさっと溶けるのです。粉石けんを使ってる方でないと分からないかもですね。
その手作りの粉石けんで私はダウンジャケットやコートまで洗います。
コートと言っても羊毛や絹などは向いていませんのでご注意ください。
合成繊維の上着などは形も崩れませんし、クリーニング屋さんの石油溶剤で洗う事を考えればすっきり、きれいに洗えます。
記事を書くのが遅くなったのですが、いつも5月の連休の前後に冬物を自分で洗って片づけます。
白のダウンジャケットは直ぐに汚れが目立つのですが、汚れも平気です。
上着は洗濯機洗いはしません。水洗いOKでも型崩れは避けたいです。
先ず汚れているところをポイント洗いし、その後粉石けんを溶かした水の中に全体を浸けて押し洗いします。
袖口と、前のお腹の所が良く汚れます。こんなに黒く!
洗濯ブラシに粉石けんを直接浸けても良いですし、水でペースト状にしたものを利用しても良いです。あと手作り石けんでも部分洗いには良いでしょう。
手作り粉石けんは洗浄力があり、洗濯の他に台所のレンジフードや五徳もきれいにするスーパー石けんです。
汚れ落ちは良いし、すすぎが早いのが楽ですね!
発泡剤が入って無いのであっという間にすすげます。
手作り石けんにはグリセリンが入っているのでお肌には良いですが、食器や衣類には潤いより、洗浄優先なので塩析しグリセリンを取り除いた石けんですっきりと洗います。
(手作り石けんを洗濯や食器洗いに使われている方も、塩析した石けんの洗浄はそれを上回りますのでお試しください)
軽く脱水し、まとまった毛をほぐし、形を整え干します。
この日ダウンジャケット3枚、コート1枚洗い、クリーニング代4,000円は節約できたかな!なんて思いました。
あの、ここだけの話(夫に言って無いだけ)ですが自分の労力で節約した分は自分に使う事にしているんです。
夫はもともとクリーニング屋さんで洗って貰うのが嫌いなんです。
夫の言い分「色んな人の衣類と自分のものが一緒に洗われるのが気になる」そうで、出すのは夫の仕事着であるスーツの上着を出すくらいで、後は自宅洗いです。スラックスも手洗いします。
きれい好きな夫も私の手洗いは喜んでいます。ちょっと面倒臭いですが。
手作りの粉石けんを作るには労力がかなり必要で、しかも材料費も合成洗剤の何倍もしますからみなさんにとうぞ!と気軽に言えないのが悔しいですね。
粉石けんの講座は関東で3~4年前になるでしょうか?させて頂きました。
40人以上の人が受講され大人気でしたが、今、粉石けんの講座をされている方は殆ど見かけないですね~ その時のご受講者は手作り石けんの先生が多かったのですが。講座にするのも大変なんですね。
リクエストで粉石けん作りの講座をやっていますので、ご希望であればご連絡下さい。
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